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過去の自分からの手紙 [インプレッサ・WRC・STI]

先日、“自分”から手紙が届きました。
それは、20年前にスバル(富士重工業)入社して1年半が経った頃に書かれ、
1990年当時、富士重工業の群馬製作所(太田本工場)の開所30周年を記念して
埋設されたタイムカプセルに入れてあった手紙でした。
selfletter.jpg
その手紙の存在すら忘れていたので、本当に驚いたとともに、
その頃の複雑な想いが蘇り、こみ上げてくるものがありました。

封書の中味は、ジャスティというクルマのMYMEαという
限定車のカタログのカラーコピー2枚と自分への手紙
「1989年に入社以来、これが世に出た最初の作品だ」
という文章。
「α」というロゴをデザインして、その限定車が発売された直後で、
最初に世に出たその記念のカタログをコピーしたもの。

当時の自分は、
入社直後からインプレッサ(初代)のデザインチームに配属され一年が経過した頃。
そのインプレッサも1/1モデルから実走行可能な試作車が出来た頃で、
エクステリアデザイナーだった自分は各パーツ、ロゴ、オプション品、
輸出仕様など、その3年後発売を目指してデザインの最中でした。
当時、世はバブル景気ながらも会社は数年連続の赤字で、次々辞めていく先輩方を
横目に見ながら黙々とデザインをこなしていました。
中でもデザインの指導をしてくださり、デザイナーとして最も影響を受け、
インプレッサのデザインのキーマンだった先輩からも会社を去ることを
ほのめかされたのもこの頃で、直属上司も流動的な状態でした。
結果、入社2年目ながらインプレッサという車名も決まっていないブランニューの
新型車の量産までの外観デザイン開発のほとんどを、自分の一年後輩の更に新人の
デザイナーと分かち合うことになり、更に合間に初代レガシィのマイナーチェンジ
(MC)やジャスティの限定車の開発もしていた様な状態でした。
MCはデザイン開発後1年程度、限定車は開発後3ヶ月程度で発売されたこともあり、
当時まず最初に世に出たのが限定車のロゴラベルだった訳です。

販売テコ入れのための限定車のロゴのラベルでも、自分でデザインしたものが、
「世の中に出て、街中を走る」
と想うだけで、当時の自分には初めての経験であり、それだけでもただ嬉しく、
20年後の自分に向けた手紙を、その時の気持ちのまま、タイムカプセルに
入れたのでしょう。
まさに初心ですね。

フリーランスのプロダクトデザイナーになって3年が過ぎた今、
初心の手紙が届いたということは、自分にとっては、本当に良いタイミングです。

計らずも、
「初心忘るべからず」
のメッセージを自分から受け取るとは、想いもよりませんでした。




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コメント 2

太田

タイムカプセル 富士重工 で検索してヒットして飛んできました。
インプレッサのデザイナーをされてたとのこと、感激です。
うちにもタイムカプセルからの手紙が届きました。今は亡き、若かりし頃のオヤジの手紙とかCAEの図面が入っていて驚きました。インプレッサの開発についても書かれていました。
今はフリーのデザイナーさんなんですか、頑張ってください。
by 太田 (2011-02-11 00:24) 

teshima

太田さん、初めまして。
お父様が富士重工の方でしたか?お世話になっていたかもしれませんね。これも何か不思議なご縁ですね。
by teshima (2011-02-12 15:09) 

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